InstallShield

Microsoft Visual C++ 2013 Redistributable の Ver. 12.0.30501 より新しいバージョンの再配布可能ファイル
がインストールされている環境で、InstallShield が提供している以下の前提条件ファイルを含む
インストーラーを実行すると、前提条件のインストールが成功したにもかかわらず、前提条件失敗の
メッセージが表示されます。

・Microsoft Visual C++ 2013 Redistributable Package(x64)
・Microsoft Visual C++ 2013 Redistributable Package(x86)

対象製品：InstallShield 2016、InstallShield 2015

【概要】

本事象は、InstallShield が提供している前提条件の判定条件が間違っているために発生します。
※Microsoft Visual C++ 2013 Redistributable Package Ver. 12.0.30501 より新しいバージョンが
　インストールされていない場合には、この問題は発生しません。

該当する前提条件
・Microsoft Visual C++ 2013 Redistributable Package(x64)
・Microsoft Visual C++ 2013 Redistributable Package(x86)

【修正方法】

以下のいずれかの方法で、前提条件ファイルを変更します。

＜方法1＞
前提条件エディターを使用して、条件を変更します。

1.  [アプリケーション データ]－[再配布可能ファイル] を表示します
   
   
2. 『Microsoft Visual C++ 2013 Redistributable Package(x64)』を右クリックして、[前提条件の編集] を
     選択します
   
   
3.  [条件] タブで、種類「レジストリキーが存在する」を選択し、[変更] ボタンをクリックします
   
   
4.  [プロパティ] の [セットアップ前提条件を実行する時の条件] を以下の内容に変更し、[OK] ボタンを
    クリックします
   
    セットアップ前提条件を実行するときの条件：
    HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Uninstall\{050d4fc8-5d48-4b8f-8972-47c82c46020f}
   
   
5.  前提条件エディターの [ファイル] メニューから [上書き保存] をクリックして、設定を保存します
   
   
6.  同様の手順で『Microsoft Visual C++ 2013 Redistributable Package(x86)』の設定も変更します
   
    セットアップ前提条件を実行するときの条件：
    HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Uninstall\{f65db027-aff3-4070-886a-0d87064aabb1}

＜方法2＞
ファイル（VC 2013 Prq.zip）をダウンロードして、解凍したファイルを InstallShielld インストール環境の
以下のファイルと置き換えます。

C:\Program Files (x86)\InstallShield\<InstallShield のバージョン>\SetupPrerequisites　　（64bit OS）
C:\Program Files\InstallShield\<InstallShield のバージョン>\SetupPrerequisites　　（32bit OS）

・Microsoft Visual C++ 2013 Redistributable Package (x64).prq
・Microsoft Visual C++ 2013 Redistributable Package (x86).prq