InstallShield のプロジェクトをマイグレーションした際に、warning -7216 が表示されます。
また、旧バージョンにあった InstallScript/InstallShield オブジェクトが新しい InstallShield
で見つかりません。
対象製品：InstallShield 2011以降
対象プロジェクト：InstallScript
[概要]
InstallShield 2011 以降、InstallScript オブジェクトの使用が非推奨となりました。
InstallShield 2011 リリースノート「InstallScript オブジェクトが非推奨となりました」より抜粋
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InstallScript オブジェクトが非推奨となりました
InstallScript オブジェクトに代わって、InstallShield 前提条件が推奨されます。将来的なリリースで、
InstallShield では InstallScript オブジェクトを作成または使用することはできません。また、定義済み
InstallScript オブジェクトも提供されません。
さらに、マージモジュールホルダーオブジェクトも使用できなくなります。InstallScript オブジェクトの
代わりに、InstallShield 前提条件が推奨されます。InstallShield 前提条件エディターを使って独自の
InstallShield 前提条件を作成して、InstallScript オブジェクトテクノロジが使用できなくなるときに
備えてください。これらの InstallShield 前提条件は、InstallScript、InstallScript MSI、および
基本の MSI プロジェクトで共有することができます。
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そのため、InstallShield 2011 以降のプロジェクトで InstallScript オブジェクトを使用している場合、
ビルド時に警告が表示されることがあります。また、旧バージョンで InstallShield が提供していた
オブジェクトが削除されたため、マイグレーション時にオブジェクトをロードできないエラーが表示される
ことがあります。
ISDEV : warning -7216: このプロジェクトには、古い形式の InstallScript オブジェクトが含まれています。
これらのオブジェクトをプロジェクトから削除してください。可能な場合、代わりに InstallShield 前提条件
が使用されます。
ISDEV : error 125: InstallShield オブジェクトをロードすることができません:<機能><InstallShield オブジェクト>
InstallScript オブジェクトは将来的に廃止される予定となっていますので、[代替方法]に記載された
いずれかの方法へ変更を行ってください。
なお、お客様で独自に作成した InstallScript オブジェクトを使用している場合には、warning は表示
されませんが、こちらについても同様に代替方法を検討してください。
※InstallShield 2011 以降で、InstallScript オブジェクトに関連する問題が発生した場合には、
InstallScript オブジェクトを使用しない代替方法を最初にご案内させていただくことがあります。
[代替方法]
A. InstallShield 前提条件として、既存の再配布可能ファイルを実行する
InstallScript/InstallShield オブジェクトで配布していたランタイムが、InstallShield 前提条件
として提供されていることがあります。その場合、[前提条件]ビューで該当の前提条件にチェックを
入れます。
B. InstallScript オブジェクトを InstallScript プロジェクトなどインストーラーで置き換え、
InstallShield 前提条件として実行する
InstallScript オブジェクトとして作成していたものを InstallScript プロジェクトもしくは
基本の MSI プロジェクトなどでインストーラーとして作成しなおします。
その後、独自の InstallShield 前提条件を作成して、前提条件としてインストーラーを実行します。
InstallShield 前提条件の作成方法については、以下の Tips & Tricks をご参照ください。
独自の InstallShield 前提条件を作成する
[備考]
デフォルトでインストールされていないオブジェクトも、DVD に含まれるオブジェクトのインストーラー
に含まれていることがあります。
また、InstallShield 2012 以降では、「フレクセラソフトウェア製品&ライセンスセンター」から
ダウンロード可能なオブジェクトのインストーラーもあります。
ライセンスセンターの利用については、以下をご確認ください。
フレクセラソフトウェア製品&ライセンスセンターご利用について