SvSAN 6.2 USP6 .51590 から SvSAN 6.3 U1へアップグレード手順について
SvSAN 6.2 USP6 .51590から SvSAN 6.3 U1へアップグレード手順は以下のとおりです。
環境:
ESXi 7 + vCenter 7 + SvSAN 6.2 USP6 .51590 利用環境
※ それ以外の環境でのアップグレードはサポートされておりませんので、ご留意ください。
確認事項および 注意事項:
作業前の確認事項および注意事項は、以下のとおりです。
✓ アップグレードする VSA バージョンがESXiホスト、vCenterのバージョンをサポートしているから確認してください。
02087 : SvSAN vSphereサポートマトリックス
https://tec-world.networld.co.jp/faq/show/2087
02137 : SvSAN vCenterサポートマトリックス
https://tec-world.networld.co.jp/faq/show/2137
✓ライセンスやモジュールについては、事前に弊社の担当窓口へ問い合わせして取得ください。
※ ライセンスはメーカーとやり取りがあるためご案内に2~3日お時間いただく可能性がございますので、予めご理解願います。
✓ミラー Targe t内にある仮想マシンのバックアップを実行してください。
作業時には可能な限りミラー Target 内にある仮想マシンをあらかじめシャットダウンいただくことを推奨します。
✓アップグレード時には、VSAの再起動がありますので、以下について確認してください。
1)両 VSA にてミラー Target の状態が 「同期」 状態となっていることを確認してください。
※ 同期中の場合は、同期が完了するまでお待ちください。
2)ESXi ホストのパス管理にて VSA のパスが 2本表示されているか、以下手順にて確認してください。
・ ESXiホストを選択して [設定]、[ストレージデバイス] の順にクリックします。
iSCSI Software Adapter 配下の [ vmhbaXX ] を選択します。[パス]にて、ミラーTarget 毎に 2 本のパスが表示されているか確認してください。
※ ESXi ホストにて iSCSI ポートバインドなど設定されている場合は、パスが 4本など表示される場合があります。
✓アップグレードは、VSA1号機、VSA2号機ともに作業する必要があります。
片系のVSAにアップグレードファイルをアップロードして再起動したあと、ファームウェアのバージョンがアップグレードされているか確認してください。
また、システムのステータスが正常に表示されたあとにもう片系の VSA にて同様に アップグレード作業してください。
手順:
アップグレードは、以下の手順を実行してください。
本 FAQ では、既存環境でESXi 7 + vCenter 7 + SvSAN 6.2 USP6 .51590 を利用環境にてアップグレードする場合の
手順を記載しております。
SvSAN 6.2 USP6 .51590から SvSAN 6.3 U1へアップグレードする場合は、ライセンスリセットは不要です。
新しい環境へ VSA を再デプロイする場合はライセンスリセットが必要です。
アップグレードの流れ:
1,
モジュール提供を弊社の担当窓口へ依頼ください。
2,
ミラーTarget 内のバックアップを取得ください。(推奨)
3,
両 VSA にてミラー Target の状態が 「同期」 となっているか確認します。
4,
ESXi ホストのパス管理にて VSA のパスが 2本表示されているか確認します。
5,
SvSAN Operation Guide「Witness サーバー無し の設定」を参考に
Witnessサーバー無しの設定に変更します。
6,
両 VSA にてミラー Target の状態が 「同期」 となっているか確認します。
7,
vCSA のプラグインは、FAQ:10090 を参考にアンインストールします。
※ 該当しない場合は、手順4 のあとに手順7 を作業ください。
8,
SvSAN Operation Guide「plugin VM のインストール」を参考に plugin VM をインストールします。
※ Witness サーバーをアップグレードする場合は、FAQ:11064 を参考に作業ください。
9,
VSA をアップグレードします。
①
[システム] タブのアクションから [ファームウェアをアップグレードする] をクリックします。
②
アップグレードファイル(StorMagic_SvSAN_Upgrade_6.3.U1.52061.img)を指定して、[アップロード] をクリックします。
※[■アップグレード後に再起動する]のチェックボックは有効にしないでください。
③
再起動する前に、[システム] タブのファームウェアのブート欄のチェックボックスにて、アップグレードしたバージョンが
有効になっていることを確認します。
再起動の手順については、SvSAN Operation Guide「VSAのシャットダウン、再起動」を確認してください。
④
VSAを再起動したあとに、[システム]タブのファームウェアにて[アクティブ]、[boot] のチェックボックスが有効になっていることを確認します。
※ 再起動完了後、VSA2号機のVSAも同様の手順にてアップグレード作業します。
10,
SvSAN Operation Guide「Witness サーバー有り の設定」を参考に、Witness サーバーを設定します。
※ 両 VSA にてミラー Target の状態が 「同期」 となっているか確認します。