InstallShield の Express Edition にて、既存の Express プロジェクトに対して QuickPatch プロジェクトを使用し、パッチ形式
インストーラ(Update.exe)を作成する方法です。
対象製品:InstallShield 11 以降
対象プロジェクト:Express
[パッチの概要]
InstallShield の Express Edition では、アップグレードの方法として以下の二つの形式をサポートしています。
・フルメディアの Setup.exe によるメジャーアップグレード
・QuickPatch プロジェクトを使用した差分のみの更新を行うパッチ形式インストーラ(Update.exe)によるマイナーアップグレード
(アップグレードの詳細ついては、FAQ 01473 マイナーアップグレードとメジャーアップグレード の作成方法をご参照ください。)
パッチにはアップグレードに必要な差分のみが含まれるため、フルメディアのアップグレードインストーラに比べ容量を軽減することができますが、
インストールを行うにはターゲット上に旧バージョンがインストールされている必要があります。
[パッチ作成方法]
Express Edition にてパッチを作成する場合、パッチの適用元インストーラの Express プロジェクトに対して QuickPatch プロジェクトを作成します。
QuickPatch プロジェクト上ではファイルやレジストリの更新を行うことが可能です。QuickPatch プロジェクトの基本的な作成方法は、以下よりファイル
をダウンロードしてご覧ください。
QuickPatchの作成方法(Express Edition)
[備考]
この記事は、InstallShield 2010 Express Edition を基に作成しています。
InstallShield 2010 以外のバージョンでは設定名など一部異なる場合もあります。