InstallShield

02576 : 同時接続ライセンスのライセンス借用機能で、ライセンスが破損して InstallShield が起動できない

同時接続ライセンスで InstallShield を使用しています。
InstallShield 2013 のインストール環境から、ライセンスサーバーを指定して[ライセンスの借用]を
行うと、ライセンスの借用に成功しますが、InstallShield を終了して再度起動すると以下のメッセージ
が表示されます。
[はい]をクリックして修復が完了した後、InstallShield を起動しても同じメッセージが表示され、
InstallShield を起動できません。

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製品ライセンスが壊れています。続行するには、ライセンスを修復する
必要があります。いますぐ修復する場合は、[はい]をクリックしてください。
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対象製品:InstallShield 2013 以降の同時接続ライセンス


[概要]
同時接続ライセンスの[ライセンスの借用]機能において、特定の環境でライセンス借用が成功したにも
かかわらず、InstallShield を再起動したあとライセンスが破損する問題が発生することがあります。

現在、複数の InstallShield 環境で現象が確認されていますが、開発元で現象の再現性が確認できず、
原因が特定されておりません。


以下の FAQ の留意事項にもありますが、一度ライセンスが借用されると、ライセンスサーバーから借用
されたライセンスをキャンセルすることができません。

InstallShield 同時接続ライセンスの借用

ライセンスが破損した場合、クライアントの InstallShield からライセンスを返還することもできなく
なるため、借用期間が終了するまで InstallShield 自体を起動することができなくなります。

そのため、ライセンスの借用機能を利用する場合は、借用期間として 1日程度の短い期間を指定して正常に
動作するかテストを行っていただくことを強くおすすめいたします。
動作に問題がなければ、次回改めて借用期間の設定を行い、ご利用ください。


[回避方法]
本現象は原因が特定できていないため、現在は回避方法がありません。

この事象が発生するマシンではライセンス借用の機能はご利用になれませんので、テストを実施し正常に動作
するマシンにて本機能をご利用ください。

[備考]
借用したライセンスの借用期限が不明な場合、ライセンスサーバー側で以下の手順を行うことにより、
残りの借用期間を確認できます。

1. ライセンスサーバーで、コマンドプロンプトを管理者権限で起動します

2. 以下のコマンドを実行します
  C:\Program Files (x86)\Flexera Software\FlexNet\Licensing Server\TSSConfig.exe /info

3. ライセンス情報から Destination System Name に該当するマシン名が表示されている部分を検索し、
  その下に記録されている Expiration Date を確認します




コンカレント、Concurrent、License Borrowing
2013/12/09 10:27:52
2019/05/23 09:57:12